猫の慢性腎臓病について|豊橋市の動物病院「セピどうぶつ病院」

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猫の慢性腎臓病について

今日はネコの慢性腎臓病について少しお話させていただこうと思います

高齢のネコに多い病気のひとつが慢性腎臓病です

慢性腎臓病は5歳以上のネコの死因の第1位とされています。

ネコは元々砂漠などの水が少ない環境で生活していたため、わずかな飲み水でも身体に必要な水分を補えるように腎臓がヒトやイヌよりもよく働くようにできています。そのため、歳をとるにつれて腎臓に大きな負担がかかり、ほとんどのネコは高齢になると腎臓の機能が低下してしまいます

腎臓に障害が起こると血液中の老廃物をろ過したり、身体に必要な水分を再吸収するはたらきができなくなる(脱水)など、様々な障害が出てきます

腎臓は1度障害を受けるとその機能は回復しません。そして血液検査で異常がみられたり、明らかな腎臓病の症状が現れる頃には、腎臓の約75%が障害されているといわれています。

そのため、早期発見、早期治療・管理がとても重要な病気といえます。

 

 

~慢性腎臓病のチェックポイント~

・水を飲む量が増えた

・おしっこの量が増えた、色が薄くなってきた

・よく嘔吐するようになった

・便が硬く、出にくくなった

・毛づやが悪くなってきた

・食欲がなくなってきた

・体重が落ちてきた、元気がなくなってきた

・口が痛そう、口臭が気になる

・舌やまぶたの色が白っぽい

 

1つでも当てはまったら獣医師にご相談ください

 

慢性腎臓病は血液検査や尿検査などで早期の発見が可能です

この病気は残念ながら治りません、その子のステージに合った治療、管理を行い、いかに病気の進行を遅らせ、快適に過ごすことができる期間を長くするかが最大の目標となります

お家のネコちゃんが7歳を過ぎる頃から、定期的な検査を受けていただくことをおすすめします。

 

土日も診療 豊橋市の動物病院 セピどうぶつ病院でした

 

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