大切な「家族」を守るための手術
これまで避妊・去勢手術は望まれない妊娠や動物の性格をおとなしくさせる目的で行われてきました。しかし、現在では避妊・去勢手術の一番の目的は病気を未然に防ぐために行われています。避妊手術では乳腺腫瘍や子宮蓄膿症、去勢手術では精巣腫瘍や前立腺疾患、会陰ヘルニアなどの病気を予防できます。
確かに健康な《家族》が手術をすることには抵抗感があるかもしれません。未然に防げる病気で大切な《家族》を失うことほど悔しいことはありません。また、避妊・去勢手術をしないことが必ずしも悪いことではないとも思います。たくさんの《家族》が存在し、たくさんの考え方があると思います。大切な《家族》との一生をどのように過ごしていくべきなのかを《家族》の皆さんでしっかりと考えていただきたいと思います。
当院では避妊・去勢手術を“一生に一回“の大切な手術と考えております。そのため完全予約制にさせて頂き、術前の準備をしっかりして手術のリスクを最小限にしてから手術に臨ませて頂きます。また、痛み止めだけでなく各種鎮痛剤や局所麻酔法を組み合わせての“無痛“手術を目指しております。