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犬の混合ワクチンについて💉

そろそろ春の訪れを感じる季節になってきましたね🌸

いつものお散歩コース。草むらをくんくんしたり、水たまりをのぞき込んだり… ワンちゃんにとっては楽しい日常ですが、実はその中にも目に見えない病気のリスクが潜んでいます。

混合ワクチンは、そうした生活環境の中で暮らすワンちゃんを守るための大切な予防医療のひとつです。

当院では、6種混合、8種混合の2種類の混合ワクチンを取り扱っております。

今回はワクチンについてわかりやすく解説していきたいと思います。

 

混合ワクチンってなに❓

混合ワクチンは、犬がかかると重症化しやすい感染症をまとめて予防するためのワクチンです。

「病気に絶対かからなくする」ものではなく、万が一感染しても、重症化を防ぐことが目的です。

 


 

6種混合ワクチンで予防できる病気💉

6種混合ワクチンは、犬の基本的な感染症を予防する混合ワクチンです。

予防できる主な病気

  • 犬ジステンパー
  • 犬パルボウイルス感染症
  • 犬伝染性肝炎(アデノウイルスⅠ型)
  • 犬アデノウイルスⅡ型感染症
  • 犬パラインフルエンザ
  • 犬コロナウイルス感染症

これらの病気は室内飼育のワンちゃんでも感染の可能性があるため、基本の予防としておすすめされることが多いワクチンです。
特にパルボウイルス感染症、ジステンパーは致死率が高く、感染率もかなり高いため特に予防が大切になります。
アデノウイルスやパラインフルエンザはケンネルコフと呼ばれるワンちゃんの風邪のウイルスになります。
通常は咳や発熱などの症状が多いですが、重篤化すると肺炎などを起こす可能性もあります。

 

8種混合ワクチンの特徴💉

8種混合ワクチンは、6種の内容に加えてレプトスピラ症(2種)の予防が含まれたワクチンです。

 

レプトスピラ症とは?🐀🐗

  • 野生動物(主にネズミ)の尿を口にしたり、傷のある足で踏むことなどにより感染
  • 水たまりや湿った草むらが感染源になることがある
  • 犬だけでなく、人にも感染する恐れのある病気である「人獣共通感染症」

 

最近、近隣の川やその近くの草むらでヌートリアを見かけたという話をよく聞きます。

基本的にはおとなしい動物ですが野生動物です。追い詰められたり興奮すると暴れたり、長い爪で引っかかれる恐れもあります。

また、ヌートリアもネズミの仲間ですのでレプトスピラを保菌していることが分かっています。そのほかにもどのような病原体を持っているかわかりません。

前に書かれている通り、野生動物たちが触れる環境から感染してしまう可能性もあるため、ワンちゃんが直接触れなくても、同じ場所を歩いたり匂いを嗅いだりするだけで感染のリスクがゼロとは言い切れません。また、レプトスピラにかかっているワンちゃんの尿からも同様に感染します。

ですので、

  • 野生動物がよく出没する川沿いや用水路の近くをお散歩する
  • 自宅近くで野生動物をみかけることがある
  • 山や川、海などよくアウトドアにいく
  • ドッグランなど色々なワンちゃんと遊ぶ場所によく行く

このような環境で過ごすことが多い場合はレプトスピラ症予防を含む8種混合ワクチンをご提案することがあります。

 


 

副反応・アレルギーについて💊

混合ワクチンは安全性に配慮された予防医療ですが、まれに副反応がみられることがあります。

安心して接種するためにもこれまでにワクチンで副反応が出たことがある場合や、治療中、高齢のワンちゃんについては事前にご相談ください🐶

よくある軽い副反応💉

  • げんきがない
  • 食欲が落ちる
  • 注射部位が少し腫れる
  • よく寝る

多くの場合、1日ほどで自然に落ち着きます。

 

アレルギー反応について🌀

ごくまれに、ワクチンに対するアレルギー反応が起こることがあります。

次のような症状が出た場合は、すぐにご連絡ください📞

  • 顔や目の周りが腫れる
  • 何度も吐いてしまう
  • ぐったりして動かない
  • 呼吸が苦しそう

そのほかにも気になる症状がでてしまった場合はご連絡ください。

 


 

 

ワクチン抗体価検査について💉

 

過去にワクチンアレルギーが出た、病気でワクチンを打つのが心配というワンちゃんに関しては
ワクチン抗体価検査も実施しております。

抗体価検査とは、混合ワクチンに含まれる病気に対する抗体がどのくらいしっかりあるか?という検査で
血液検査になります。

〈ワクチン抗体価検査のメリット〉
・検査により高い抗体価を維持できていることが分かれば、ワクチンの接種の間隔を空ける事が出来るため
ワクチンを打つ事に心配がある子に関しては接種回数を出来る限り減らすことが出来る

〈ワクチン抗体価検査のデメリット〉
・検査時には高い抗体価でも、1年後まで持続しているかは分からない(抗体価が低くなれば病気にかかる
リスクは増える)
・コアワクチンと呼ばれる感染症(パルボ、ジステンパー、アデノ)に関しては判断が可能だが、その他の混合ワクチンに入っている
感染症に関しては判断ができない。

 

混合ワクチンに「必ずこれを打たなければいけない」という正解はありません。

ワンちゃんの年齢や体質、生活環境に合わせて選ぶことが大切です。🍀

不安に感じるのはワンちゃんを大切に思っているからこそ。わからないことがあれば、お気軽にご相談ください🐶👨‍⚕️

土日も診療 豊橋の動物病院 セピどうぶつ病院でした🏥🐶

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