尿石症。|豊橋市の動物病院「セピどうぶつ病院」

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尿石症。

こんにちは 最近寒くなってきましたが相変わらずバイクで通勤している吉田です(´ω`*)

寒くなってきたこの時期に増えてくる病気が、尿石症・尿道閉塞です!

尿石症・尿道閉塞ってどんな病気なのか少し書こうと思います。

おしっこの中のミネラル成分が結晶化し、その結晶が結石化するのが尿石症。

その結石化した尿石が尿道に詰まりおしっこが出せなくなることを尿道閉塞といいます。読んで字の如くですね。

おしっこが出せなくなると膀胱に尿が溜まり続け、毒素が体に回り、ショック症状や昏睡状態・膀胱が破裂してしまうかもしれません(;´Д`)

尿石症で最も多く認められるのはわんちゃんもねこちゃんも同じで、ストルバイト・シュウ酸カルシウムの2つです。

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シュウ酸カルシウム結晶            ↑ストルバイト結晶

これらの結晶・結石が出来てしまう原因は、煮干しやチーズ・ヨーグルトや豆などの種実類などに多く含まれているミネラル成分が増加し、水分摂取量が少なくおしっこが濃くなり、尿量が減少することによって結晶が出来やすくなってしまうからです。

主な症状はわんちゃんだと血尿・排尿痛・努力性排尿・無尿などがあり、ねこちゃんだと血尿・頻尿・排尿困難・粗相をする・排尿痛・お腹が膨らむ・下腹部を触ると嫌がるなどがあります。これらの症状が当てはまるようなら、一度尿検査をして結晶がないか調べてみるといいと思います。

尿検査を実施してストルバイト結石と診断されたならば療法食や尿路感染の治療を行うことで石を溶かすことが出来ます!(∩´∀`)∩ワーイ

しかしそれ以外のシュウ酸カルシウムや結石の場合は溶かすことが難しい為、外科的に摘出する必要があります。

尿石症・尿道閉塞で最も重要なのが再発を防ぐことです!一度この病気にかかってしまうとまた結晶ができ、石になってしまうかもしれないんです・・・(;´・ω・)

そこで活躍するのが療法食です!先ほども述べたように、ストルバイトであれば溶かすことが可能なので尿石症に効く療法食を食べていれば安心です

原因のところで述べたように、水分摂取量が少なくなると尿量が減りおしっこが濃くなってしまうので、工夫してお水を飲んでもらうことも重要になってきます。療法食の中には、塩分を少し多くしてお水を飲んでもらうようにしているフードもあります。

それ以外に、常に新鮮なお水が飲めるようにしておく・複数の場所でお水が飲めるようにしておく・ドライフードではなくウェットフードにしてみる・たくさん遊んでお水を飲んでもらうなどいろんな方法で水分摂取量を増やすことができます!

冬は夏に比べてお水を飲む量が減る為、様々な工夫をして結晶ができないよう予防をしていきましょう!

うちの子は大丈夫かな?心配だなと思いましたらお気軽にご相談下さい♪

土日も診察 愛知県豊橋市の動物病院 セピどうぶつ病院 看護師 吉田でした(´ω`)

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