😯薬用シャンプーは注意事項がいっぱいです😯
こんにちは🌞これからどんどん暖かくなり、皮膚トラブルが出る子も増えてくる時期になります。
そんな時、動物病院から薬用シャンプーを処方される場合がありますが、今回はそんな薬用シャンプーと通常のシャンプーの仕方の違いについてお伝えさせていただきます。
まず、薬用シャンプーは皮膚が慢性的にベタついたり、カサつく子、アトピーで痒みが出る子、高頻度で感染性皮膚炎を繰り返す子などに適しているものになります。
症状としては、皮膚にブツブツ、膿、かさぶた、フケやベタつき、痒みなどが出る子が多いです。お家のワンちゃんにこれらの症状がみられた場合は動物病院で診てもらい適した治療法やシャンプーを処方してもらいましょう。
では、これから薬用シャンプーの仕方をお伝えします。
通常のシャンプーの仕方については以前投稿した『プロのシャンプーはココを意識している!?』に詳しく記載してありますのでご確認ください。
①予洗い
⚠皮膚トラブルのない子は水の温度が35~37度とお伝えしましたが、皮膚トラブルのある子は体が温まることで痒みを誘発させてしまう原因になるため少し低めの30~35度がベストな温度になります。
②プレシャンプー
お家にある犬用のシャンプーを泡立てて揉み洗い、汚れを落とすことで薬用シャンプーの効果を高めることが出来ます。
③薬用シャンプー
薬用シャンプーは水で薄めてしまうと効果を半減させてしまう為、少量の水分で泡立てます。(目安はスポンジに水を含ませ、スポンジ内の水を絞った状態で作ると泡が立つかと思います。)
ゴシゴシと洗ってしまうと摩擦が痒みの原因になるので優しくマッサージするように揉みこみ、患部に泡がのっている状態を10分間保ってください。
⚠泡を舐めたり、体を振って泡を落とすことがあるので目を離さない。
⚠泡が無くなってきたら都度、患部に泡を追加する。
⚠泡が目に入らないようにする。→もし目に入ってしまった場合は流水ですぐに洗浄し、しょぼしょぼしているなど症状が残るようであれば動物病院に受診してください。
④すすぎ
薬用シャンプーはもっちりした泡ができるため、泡の流し残りが多くなります。
⚠薬剤が残ってしまうと、逆に菌の繁殖に繋がってしまうのでしっかりと洗い流してください。
⑤ドライ
タオルで水分をしっかり吸い取り、乾かします。
⚠この時、ドライヤーの熱も皮膚への刺激になるため、ドライヤーの風は冷風で行ってください。
以上で薬用シャンプーの工程は終了になります。シャンプーを行う回数などは薬用シャンプーや皮膚の状態によって変わる為、獣医師の指示のもと行うようにしてください。
皮膚トラブルの少ない子が増えますように🙏
土日も診療 豊橋市の動物病院 セピどうぶつ病院でした🤗