マダニの恐怖|豊橋市の動物病院「セピどうぶつ病院」

マダニの恐怖|豊橋市の動物病院「セピどうぶつ病院」

お知らせ

マダニの恐怖

こんにちは!春のぽかぽか陽気のせいで睡魔に襲われている後藤です💤☀

相変わらず花粉と戦う毎日ですが最近ますますひどくなってきたような・・・テレビで今年はヒノキ花粉が去年の約43倍だとやってました。43倍ですよ❢43倍って言われても実際どれくらいすごいことかよくわかってないですけど(;’∀’)しかし❢おかげでわたしがなんの花粉症か判明しました。笑

恐るべし花粉・・・

わたしの個人的な話は置いといて。☜勝手に話してたとか言わないでくださいね 😯

 

前回はフィラリアのお話だったので今回はマダニのことについて❢

ダニはヒト、犬、猫などの宿主に飛び移って寄生し血液や皮脂を食べて生きています。種類は何種類かいますが、特に寄生されやすいマダニについて❢

*マダニ*

マダニは肉眼で見ることができます犬や猫の血液が大好きで、森や草むらに潜み犬猫が近づくと飛び移って吸血します。ダニは動物への寄生→吸血→落下→脱皮を繰り返しながら成長します。吸血されることで貧血や皮膚炎をおこしたり、マダニは多くの病原体を持っているので病気になってしまう可能性もあります中には死に至ることもある怖い病気も・・・

病気のいくつかとして、わんちゃんだと犬バベシア症、ライム病、ヘパトゾーン症、Q熱など。

ねこちゃんだと猫ヘモプラズマ感染症やQ熱があります。

それと人への被害もあるんです❢人への感染例として、ライム病、野兎病、日本紅斑熱など。中でもSFTSという病気が再び話題となっています。SFTS(重症熱性血小板減少症候群)はマダニが媒介する感染症で、感染すると発熱や吐き気、下痢などの症状が現れ最悪死に至る場合もある病気です。2017年にも感染者と死亡者が続出しています。主要ルートはマダニからの感染ですが、飼っている子が感染していた場合その子の唾液や尿、便に触れることでうつることもあります。マダニのウイルス保有率は0~数%と低く見えますが感染したら恐ろしい病気です。

刺されたら気づくだろうと思いますがダニは皮膚に噛みつくときに麻酔成分を出すので刺されてもなかなか気づかないそうです。なのでダニが潜んでいそうなところへ飼っている子と出かけるときは飼い主様自身も服装など気をつけることが大切です。そして帰ってきたらおうちの子の身体にダニがついていないか確認してあげてください❢

もしついているのを見つけた場合、自力で取ろうとしてはいけません❢ダニは頭を皮膚の奥深くに突っ込む形で噛みついているのでちょっとやそっとの力では取れません。仮に取れたとしても頭と胴がちぎれて皮膚に頭が残ってしまうことがあり皮膚炎を起こしてしまいます。それと頭と胴が離れるときに病原菌が噛まれている子に送り込まれてしまうため無理にとってはいけないのです✖

見つけたら病院に駆除薬があるのでそれで駆除してあげましょう💊そして寄生されないように定期的に駆除薬で予防することをおすすめします。大切なおうちの子が病気にならないように、また自分自身の身体を守るためにもしっかり予防してあげましょう❢

あ、それとダニの季節は主に春と思われがちですが秋にも多く発生するので油断は禁物です 😯

次回はマダニくらい寄生されることの多いノミについて説明します(・ω・)ノ

 

土日も診療 愛知県豊橋市の動物病院 セピどうぶつ病院でした🐾

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