こんにちは😃

2017年もスタートして1か月近くが経ちますね!
先日は豊橋でも珍しく雪が積もり、少しだけワクワクしてしまいました⛄
週末もまた寒くなるみたいなので、皆さま暖かくしてお過ごしくださいね☕

さて、以前の認知症のブログの時にも冒頭でお話しましたが、人と同じく動物の平均寿命も徐々に延びてきており、それに伴って腫瘍や心臓病なども増加してきています。
そこで今回は最も多い死因の一つである腫瘍について少し書かせて頂きたいと思います💡

犬の死亡原因別に見てみると最も多いものが13.4%で「腫瘍」です。11.1%で「循環器系の疾患」、8.0%で「泌尿器系の疾患」、5.7%で「消化器系の疾患」、5.5%で「肝胆道系の疾患」と続きます。
また、岐阜大学などが2016年に発表した「平成25年度岐阜県犬腫瘍登録データによる家庭犬の腫瘍発生状況」から犬種別の腫瘍の発生状況を見てみると、以下の犬種が他と比較し、腫瘍が発生しやすいとされています。
・ミニチュア・ダックスフンド
・ゴールデン・レトリーバー
・ウェルシュ・コーギー・ペンブローグ
・バーニーズ・マウンテンドッグ
・パグ
・フレンチ・ブルドッグ
・シェットランド・シープドッグ

一口に腫瘍といっても様々で、その発生部位から、上皮細胞から発生する上皮系腫瘍、脂肪細胞や血管内皮細胞などの間葉細胞から発生する間葉系腫瘍、皮膚などの組織球細胞から発生する組織球系腫瘍および骨髄内外で産生されるリンパ球などの造血系腫瘍に分類されます✏️

◦上皮系腫瘍…乳腺腫瘍、肥満細胞腫、悪性黒色腫、肛門周囲腺腫、アポクリン腺癌
◦間葉系腫瘍…血管肉腫、骨肉腫、血管周皮腫
◦組織球系腫瘍…組織球肉腫、皮膚組織球腫
◦造血系腫瘍…リンパ腫、白血病、形質細胞腫

以上のようなものが代表的な腫瘍として挙げられ、この中でも上皮系の悪性腫瘍のことをいわゆる「癌」と呼びます。腫瘍といっても良性か悪性か、またどのような腫瘍なのかで治療法も異なるため、しっかりと診断する事が大切です。

癌のような悪性腫瘍は“ブレーキの効かない暴走車”とも言われ、腫瘍細胞の分裂は停止することなく増殖し続けます。悪性かつ進行性の腫瘍に罹患した動物で発見が遅れてしまうと現代の医療技術を駆使しても根治が難しくなり、不幸な死の転帰を辿らなければならなくなります。また動物の悪性腫瘍はヒトの癌よりも進行が早いことも多く、数ヶ月で命が奪われることも少なくありません。
しかしながら悪性腫瘍でも早期に発見することで、手術などで根治が望めたり、抗がん剤を使うことで元気に過ごす時間が増える可能性があるため、とにかく早期に癌を発見することが重要となります💡
腫瘍は、進行するまで無症状なことも多いため、高齢の動物と一緒に生活している飼い主様には定期的な健康診断をご検討頂きたいと思います🏥

土日も診察 愛知県豊橋市の動物病院 セピどうぶつ病院 五十嵐高でした🐾