レッグ・カルベ・ペルテス病は犬の大腿骨頭(太ももの付け根の部位)が無菌性に炎症を起こしてしまう病気です。
炎症により血行障害を起こすために骨頭が壊死や変形を起こし、
痛みのために後肢の挙上や跛行を示します。
トイ種やテリア種(トイ・プードル、ウエスト・ハイランドホワイト・テリア、ヨークシャー・テリアなど)での罹患率が高く、発病開始は5〜8ヶ月齢がもっとも多いと言われています。

治療として、症状が軽い場合は運動制限や痛み止めの投与などの内科療法を行います。
しかし、症状を一時的に抑えても壊死の進行は進んでしまうため、
最終的には壊死している大腿骨頭を切除する外科手術を行うことが多いです。
論文でも安静と鎮痛による保存的処置よりも大腿骨頭切除術の方が結果が良好であり、わずかな跛行が残ることはありますが疼痛はなくなり、ほぼ100%の症例が歩行可能となると言われています。
小型犬に多い病気であり、小型犬の場合は膝蓋骨脱臼などを併発している症例も多いため
触診とレントゲン検査を組み合わせて診断していきます。
また手術後には萎縮してしまった患肢の筋肉の回復のためにリハビリもとても重要となる病気です。
発見が遅くなり筋肉の萎縮が進むほど、術後のリハビリも長期間必要となるためお家の子の歩き方がおかしいなと感じることが少しでもありましたら早めにご相談ください。

大腿骨頭の変形がみられます

手術前レントゲン

手術後レントゲン